【本】言葉にできるは武器になる。(梅田悟司)_ ②③④

今日は、「内なる言葉」へのアプローチ方法について具体的な7つの手順の、②<連想と深化>、③<グルーピング>、④<視点の拡張>を読んでいきます。 7つの手順とは下記になります。

①頭にあることを書き出す<アウトプット>

②「T字型思考法」で考えをまとめる<連想と深化>

③同じ仲間を分類する<グルーピング>

④足りない箇所に気付き、埋める<視点の拡張>

⑤時間を置いて、きちんと寝かせる<客観性の確保>

⑥真逆を考える<逆転の発想>

⑦違う人の視点から考える<複眼思考>

(目次より)

②<連想と深化>~「なぜ?」「それで?」「本当に?」

「なぜ?」「それで?」「本当に?」の3点をキーワードに、内なる言葉を拡張し、解像度を上げていく具体的な方法である。(p.93)

この状況を図解してみると、①で得られた言葉を中心に「T」の形になるように思考が進んでいくため、「T字型思考法」と名付けている。(p.93)

「なぜ?」で深め、「それで?」で次の方向性や結論を導き、「本当に?」で内なる言葉をあらてめて問う、役割があります。

私は「なぜ?」を考えるクセはあるのですが、「本当に?」と問うことは今まであまりないように思います。この「T字型思考法」で新しい視点を持てるような気がします。

③<グルーピング>~仲間を集める

①②は自分の内面と向き合うという繊細で主観的な作業であるが、③はできるだけ客観的でなければならない。(p.100)

方向性を横のライン、深さを縦のラインとすると整理しやすい。(p.102)

客観的とはどういうことかというと、第三者が見てわかりやすいということだと私は思うのです。わかりやすい文章はスラスラ読めて理解できるためつながりが良いですよね。

一方、わかりにくい文章は、つながりが悪く、何かが抜けているために、話が飛躍しているということがあります。このような抜けに気付くのがこの<グルーピング>のプロセスなのではないでしょうか。

④<視点の拡張>~気付いていますか?

私の場合は、①~③のプロセスが終わったら、ひたすらに横のラインを広げ、足りない方向を列挙することから始めている。そして、ある程度幅が広がったと思えてはじめて、縦のラインを意識しながら深く考えるようにしている。(p.111)

私は「なぜ?」を考えるクセがあるので、ついつい縦のラインを深めようとしてしまいます。一方で横に展開することは苦手です。ここで、著者の言うように横のラインで、視点の幅を広げることへと意識を向けなければならないですね。そうすることで、全体像を広げていくことができて、自分が見れていない実は大切な視点に気付けるように思えます。 

今日のまとめ

今日の3つのステップはやり方を読むだけでは理解が難しく、実際に自分の手を動かしてやってみる必要があると感じました。著者も実際に自分自身の課題を設定して、7つの手順を理解してほしいと言っていますので、やってみましょう。

実際にこれらのステップを実施するには、詳細の説明が必要なので本書を手にとってみましょう。