【本】アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月 (100分 de 名著)_①

今日はアドラーについて読んでみます。

この本はテレビ番組の教材として使われた本です。本だけを読んでも面白いです。

劣等コンプレックスに気づいたら、建設的に考えてみる

 劣等感を「言い訳」に使うことを劣等コンプレックスと呼んでいます。劣等コンプレックスとは、「AであるからBができない」、あるいは「AでないからBができない」という論理を日常生活で多用することです。(第2回の頁)

劣等コンプレックスとは、見かけの因果律を立てて、人生の課題から逃げようとすることです。(第2回の頁)

「AであるからBができない」の例として、どんなことがあるでしょうか?

・私はもっと英語ができれば、海外で仕事ができるのに(できない)

・私に幅広く知識があれば、もっと良い仕事ができるのに(できない)

・私にもっと話術があれば、あの人を幸せにできるのに(できない)

こんな時に、本当にそうかと考えてみる必要があります。

実は、英語ができない状態で海外赴任が決まって、現地で苦労して英語を身に付けながら仕事をする人がいます。

幅広い知識とはなんでしょうか?良い仕事とはなんでしょうか?今ある知識でできることがあるのではないでしょうか?また、どんな知識があれば良いのでしょうか?

話術は身につかないのでしょうか?あの人が幸せになるために、あなたの話術は必要なんでしょうか?

本来、劣等感は建設的に保証するしかありません。(第2回の頁)

 やりたいけどできないことがあると思うならば、一度立ち止まって、建設的に考えてみましょう。 いまの世の中、私たちに様々なことをできるようにしてくれるモノやサービスがあります。

私は最近ピアノを始めたのですが、全くの初心者です。「いまからピアノなんかできるわけないでしょ!」と言ってしまっては、はじまりません。今では、大人向けのレッスンがあります。インターネットでのレッスンもあるし、本やDVDもあります。ピアノもヘッドホンをつけて弾けるタイプのピアノがあり、近所迷惑になりません。

こうして考えてみると何かしらのやり方はあるのです。 

まとめ

アドラーと言えば『嫌われる勇気』が有名で、ドラマにもなりましたね。実生活で使えるように読んでみると勇気が出ますね。また明日も読んでいきます。