【本】Q思考(ウォーレン・バーガー)_①質問が多い人は出世する

問う力は重要です。問題を目の当たりにした時、なぜその問題か、何を知りたいのか、と問うことで、答えを導こうとします。

一方、問題の前に立ち止まってしまうことがあります。頭のなかでもんもんと考えてしまいます。

さて今週は、Q思考で問う力を磨いてみます。

 

1.4歳がもっとも質問を多くする年齢

最近の研究で、イギリスの4歳の女児は、一日で平均390回の質問を母親にすることがわかった(ちなみに、4歳の男児はこれよりもはるかに少ないとのこと)。(Introduction、ロケーション70)

子供というのはあれこれお構いなしに質問します。その質問に一緒にいる親が答える。もうそれだけで子供は成長していくとさえ思えます。しかし年を重ねると質問もしなくなる、しまいには質問が浮かばなくなり、思考停止になる。

自由に、素の自分になって、素直に疑問に思って良いのでしょう。質問することで既成概念を壊し、新しい世界を切り開いていけるはずです。

2.なぜ質問ができなくなるか

会議室で手を上げて「なぜですか?」と声を上げることは、周りの人から勉強不足だと思われたり、場合によっては反抗的、あるいはその両方ととられかねないからだ。(Introduction、ロケーション84)

人前で質問をするには勇気がいる。こんな質問したら、そんなこともわからないのか、それはさっき言ったでしょ、あたなたはどう思いますかと逆に質問されるのでは、などと考えてしまうからだ。

自分だけのためでなく、人のためになる質問をしようとか考えるとより質問ができなくなってしまいます。

ではどうするか?アドラー的に考えると、今の自分を認められれば、質問もできるのかと思いますが、本書ではどのように説明してくれるか読み進めたいです。

3.質問の多さと出世

最も創造的で、成功しているビジネスリーダーの多くは、専門家と言えるほどの卓越した質問家というのだ。彼らは、当たり前のように業界の既成概念、自社の習慣、さらには自分自身が定めた前提条件の有効性さえ疑問を抱く。(Introduction、ロケーション99)

質問が上手な人は、論理立てて考えられる人のように思えます。質問を積み重ねることで、一つのストーリができる。そのような質問ができるようになりたいですね。

まとめ

今日はIntroductionを読みました。

目次は盛りだくさんですが、各章の中身は、質問を立ててそれに答えてくれる形を取っています。

気になるところから読み進めていきますね。