【本】Q思考(ウォーレン・バーガー)_③「なぜ、私たちはこれをしているのですか?」という質問

 今日は第3章『「美しい質問」を自分のものにする』 を読んでいきます。

 1.「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」

ランドは自分の創造プロセスが「なぜ?」「もし~だったら?」「どうすれば?」という段階に分かれているなどとは夢にも思わなかっただろう。(中略)「問題の存在に気づいてからそれを理解し、解決策について考え、実際に試してみる」というプロセスを示している。

(第3章、ロケーション1524)

「なぜ?」で理解、「もし~だったら」で解決、「どうすれば?」で試してみる、ということですね。これが一連の問題を解決するための、質問のしかたです。

「もし~だったら?」が想像で、「どうすれば?」が実行なら、最初の「なぜ?」は見て理解するということだろう。

(第3章、ロケーション1524)

見て理解するということをどれだけ私はできているだろうか?特に、解決策を立て、実際に試している検証において、予想と異なる結果になることがあります。つまり失敗です。めげてしいます。

このときに、もう一度「なぜ?」に立ち返る必要があるのではないでしょうか?見ることの重要性を改めて認識する必要があります。

2.「なぜ?」を上手にするにはどうするか?

好奇心の強い子どものように世の中を見られるよう、自分の視点を調整することだ。

(第3章、ロケーション1540)

今抱えている問題に対して、好奇心を持って見ることができますか?

しかも一度失敗すると、立ち上がるのは難しいです。

「やり遂げる」ことを期待される世界では、「なぜ?」と問う時間などがないからだ。

(第3章、ロケーション1562)

そうなんです。時間がないのです。うまくいくことを前提にした計画を立てているので、今さら失敗しました。製品をお届けできません、とは言えないのです。焦ってしまいます。

しかし、下記の質問を投げかけるとどう気持ちは変わりますか?

「なぜ、私たちはこれをしているのですか?」

(第3章、ロケーション1562)

この製品をお客様に届けることで私たちは社会に貢献しているのです。

そのような質問をされると、ふと我に返ります。失敗から立ち上がろうという気持ちになります。

まとめ

今日は、第3章の中でも、「なぜ?」に注目しました。いかにして「なぜ?」を上手に使うか。根本に立ち返る、「なぜ、私たちはこれをしているのですか?」は自分に問いかけたい重要な質問になりそうです。

第3章はもう少し読みたいところがありそうなのでまた明日読んでみます。