【本】Q思考(ウォーレン・バーガー)_④子どものようにどんどんやる

「なぜ?」で問題を特定したとしても、

・その後の「もし~だったら」で解決策、「どうすれば?」で試してみるに進めるか

・さらに、失敗しても繰り返し、進んでいく、にはどうしたらよいでしょうか。

このあたりの疑問を解くヒントを探しながら読んでいきます。

1.問題を自分のものにする

「けれども、ほとんどの人はそんな疑問をいだいても行動しないのです」と加えた。そして「問いに対して行動する人もいればそうでない人もいるのはなぜでしょう?」と言ったのだ。(第3章、ロケーション2055) 

彼らは一見、手におえないような大きな問題に直面しても、それを(そしてその問題を明らかにした問いを)自分自身のものにしようと決断したのだ。(第3章、ロケーション2055) 

あたなはそれと格闘し、共に歩き、抱いて寝ることになる。こうしたことのすべてが探求の「もし~だったら?」の段階ではじつに有益になってくる。(第3章、ロケーション2055) 

その問題を自分のものにすることができるかどうかが重要なんですね。しかし私は、問題が起きると、なるべく近づかないようにします。このような場合は、責任があるからその問題に取り組むのだといっても、自分のものにしていないのでなかなか積極的になれず、中途半端な結果になってしまうように思えます。

難しいですが、問題を自分のものにするように向き合いたいものです。

2.子どものようにどんどんやる

子どもたちは競争が始まるとさっそく組み立ては始めるなど学生たちよりずっと効率的に時間を使った。(中略)試行錯誤の数がずっと多かったのだ。(中略)作業しながら失敗から学んでいった。(中略)子どもたちの行動から私たちが学べるのは、「何がいいのか、どんどんやってみることに変わるものはない」ということだ。(中略)子どもたちは「もし~だったら?」から「どうすれば?」へとすぐに移行した。

(第3章、ロケーション2511)

大人になると動きが鈍くなります。少し知識がつくと、考えようとします。そして効率よく実行するにはどうしたら良いか考えます。デスクでずっと考えています。気づけば考えてばかりになり、何もやってみたことがない、ということになります。

あ~思い当たる。よく考えて、効率的に、も必要ですが、子どものようにどんどんやってみるということを忘れずにいたいですね。

私も今抱えているあの問題について、今できることをやってみたいと思いました。

まとめ

質問によってものごとの本質をつかむことができる。質問を投げかけることで、問題解決を進めたり、視点を変えたり、することができるのです。自分のなかで、会話をするように質問をすると良いのかなと思います。

無邪気な子どものように好奇心旺盛に、問題解決に取り組みましょう。