【本】LIFE DESIGN(ライフデザイン)スタンフォード式最高の人生設計_② 完璧を捨て、プロトタイプで失敗してみましょう

今日は、第4章『行きづまりから抜け出すーいつでも新たなキャリアは築ける』を読みます。

行き詰まりを打開するにはどうしたらよいのか、そもそも行き詰まっているのは自分の思い込みなのか、という質問を投げかけながら読んでみます。 

 

1.解決策はひとつだけではない、完璧なイメージを捨てる

ポイントは、完璧なガレージのイメージを捨て去り、その途中にある別の結果やステップを思い描きなおしている点。デイヴがかつての完璧なガレージのイメージ(唯一の解決策)にこだわりつづければ、いつまでたってもどこにもたどり着けないだろう。難しすぎるからだ。難しすぎるとうまくいかない。(p.124)

ここでは、一度持った駐車場+作業場という完璧なガレージを、新たな引っ越し先でもこだわっていたデイヴの話をしている。デイヴのガレージはガラクタで埋め尽くされ5年以上も片付けがされずにいた。

私は完璧主義者の傾向があるのですが、この失敗によく陥ります。これと決めたら、予測した結果に合わない実験データは受け入れられない。だからその先へ進めず、あきらめてしまうのです。

他にも、完璧なやり方をイメージしてしまうと、そのやり方を実現するのに必要なツールを集めるのに時間を要し、お金が多くかかることがわかると、結局は実現できない。検討はするものの、実際は何の結果も得ていないので、はたから見ると何もしていないように見えることがあります。

完璧なイメージをしたとしても、一度捨てて、今できることを実際にやってみると良いのでしょう。そのほうが成果としてアウトプットでき、次の一歩へと踏み出せますね。

2.早めに失敗しよう

プロトタイプは不安を和らげ、おもしろい疑問を提起し、あなたが起こそうとしている変化の成功の可能性について、データを与えてくれる。デサイン思考の原則のひとつに、「早めに失敗し、失敗を前進の糧にせよ」というものがある。(p.129)

考えることも必要ですが、完璧なイメージは危険です。だから、プロトタイプで実際に試してみましょう。お試しなので失敗します。しかしその失敗から情報を得るのです。

なぜ失敗したか、どこを直せば良いのか、次はどうするか。 

3.行きづまるパターンに気をつけよ

実に多くのひとびとが、

・最初に思いついたアイデア

・完璧なアイデア

・問題を一発で解決してくれるビック・アイデア

・あなたが現在はまりこんでいる穴から引っぱりだしてくれるようなアイデア

を追い求めるあまり、行きづまってしまっている。

(p.112) 

 行きづまっているときに、これらに気をつけましょう。他に選択肢を作ってみると良いですね。 

まとめ

その場に居座ってなかなかどいてくれない問題のことを、わたしたちは「イカリ問題」と呼んでいる。(p.121)

 みなさんはイカリ問題に陥っていませんか?

 完璧を捨て、プロトタイプで失敗してみましょう。