【本】文脈力こそが知性である(齋藤孝)
私の好きな齋藤孝さんの本を紹介します。
1.知性とは「物事をつなげる力」だ
創造的知性の持ち主である偉人、先人のなしとげてきた仕事は、どれも「つなげる」ということです。つながっていないものをどうつなげて考えることができるか。それを探求することこそが、知性の根源的なあり方だと思います。(第1章より)
本書では、デカルト、アリストテレス、ニュートン、アインシュタインという偉人たちを例に、新しい発想というのはつなげることによって生まれてきたと言います。さらに次の偉人たちが、新しく物事をつなげることで、人類の知性が発展してきました。
このように私も何かと何かをつなぐことで、発見していきたいですね。
2.「ああ、つながった!」という喜び
いろいろなものがつなげられるということは、明かりがあっちでもこっちでも灯り、視界が明るくなるようなもの。(第1章より)
「ああ、つながった!」というのは、最高の喜びのひとつだろうと私は思います。(第1章より)
私もブログで文章を書くと、文章と文章がつながると喜びを実感します。腑に落ちた感触で、視界が明るくなります。
私がブログを始めたのは、ただ単に、「書きたい」、という理由がありました。その「書きたい」にはきっと、つながる喜びを楽しみたいという思いが潜んでいるんだなあとこの本を読んで気づきました。
3.本を使って文脈力を鍛える
それに加えて「5分間速読トレーニング」もやります。具体的には、読んだ新書を持ってきてもらい、二人一組になって相手と本を交換し、5分で読んで、内容を簡潔に話してもらいます。(第4章より)
5分あれば、目次を見て章立てを確認し、各章がどのようなつながり担っているかを把握することができます。(第4章より)
学生によく言うのは、「キーワードをつなげて話せるようにする」ということ。(第4章より)
私は本を読むとき、マインドマップにキーワードを書きながら読みます。するとマインドマップを見ながら、本について話すことができます。
マインドマップを知る前に、5分で読んで話して下さいと言われると、とても無理と感じていたでしょう。しかしいまではマインドマップを頭のなかでイメージして、話せるような気がします。
まとめ
つなげることが楽しくなって、自然と知性も向上するといいですね。