【本】嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)_④アドラー心理学を実践できるか

『嫌われる勇気』を通して、下記①~③を学びました。

他者貢献は周りを仲間と思えることが大事

自己受容とは、ありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくこと

信頼、懐疑、裏切りについて課題を分離して考える

私は素朴な疑問として、これらを身につけることはできるのかと思うのです。

アドラー心理学を実践できるか 

哲人と会話をする青年は、下記のように言っています。 

理論は納得できても、実践がむつかしいのです!(p.243) 

それを受けて哲人は下記のように言います。

アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとさえ、言われています。(p.243) 

これを聞くとどう思うでしょうか。今20歳であれば10年後の30歳、今40歳であれば20年後の60歳で身につくということになります。ちょっと時間がかかるなぁという印象です。

ではアドラー心理学を諦めるか。いいえ、諦めたくありません。

何かを身につけるとき、焦るとうまくいきません。すぐに効果を期待をしても長続きしません。ではどうやって続けるか。私の考えは、プロセス自体を楽しむことです。

自分のお気に入りキーワードをもつ

プロセスを楽しむとはどういうことでしょうか。

まず、アドラー心理学の中で、自分のお気に入りキーワードを持っておくと良いでしょう。そして、仕事やプライベートでうまくいかないとき、お気に入りキーワードを思い出し、「周りの人は敵ではなく仲間なんだ」「できない自分も受けれることから、前に進めるんだ」など、自分に声をかける。

でもまた壁にぶつかるかもしれません。そしてまた自分に声をかける。そうして、うまくいったなという機会があると自信につながるでしょう。

まとめ

われわれはなにかの能力が足りないのではありません。ただ”勇気”が足りていない。すべては勇気の問題なのです。(p.229) 

あなたはどんなときに勇気が必要でしょうか。あと一歩という時があります。恐怖心があって言えないとき、勇気を持って言ってみる。それによって、何か新しい景色がみえてくるかもしれません。私もそう思ってアドラー心理学を実践していきます。